財産の分別管理に関する実態調査の
結果について
〜高層住宅管理業協会調べ〜
                                            
 
 マンション管理業者の団体である高層住宅管理業協会(以下、高管協)は、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」第76条及び同法施行規則第86条に定める財産の分別管理に関し、会員(管理業者)が現に行っている財産の管理方式(原則方式、収納代行方式、支払一任代行方式)を把握するため調査を実施した。
 調査結果によれば、会員(回答数450社)が行っている財産の管理方式の状況は、以下の通りだった。
 最も多かった財産の管理方式は
支払一任代行方式。会員が管理を受託している管理組合(63000管理組合)の過半が同方式による管理を委託していることが明らかになった。次いで多かったのは原則方式。会員が管理を受託している管理組合の4分の1強が同方式による管理を委託していた。

 


財産の管理方式の状況(2003年10月1日現在) 
 
(管理方式) 管理組合 管理戸数
原則方式 16,702(26.4%) 998,378(26.6%)
収納代行方式 14,583(23.0%) 909,285(24.1%)
支払一任代行方式 31,994(50.6%) 1,857,091(49.3%)
(小計) 63,279(100.0%) 3,764,754(100.0%)